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古くから日本人は里山の森と共生してきました。
下草を刈ったり、木の間引きをしたり、枝払いをして、森の手入れをしてきました。
しかし近年、木材輸入が自由化されたことで、手間のかかる杉林は荒廃しかかっています。 間引きされずに混み合っている森の中には、太陽の光さえ差し込みません。
でも、もう一度人間が手入れをしてやることで、元気な森に生まれ変われます。 元気になれば、里山の杉材は山奥の原生林より、より多くの炭酸ガスを吸ってくれるのです。
若い針葉樹の方が酸素を多量に発生するので、一方では地球温暖化防止に貢献しているということになります。
では年老いた原生林はどうでしょうか。そこに張り巡らされた広葉樹の根は、自然が作りだした膨大な水のダム。 広葉樹がなかったら、三面川などはあっという間に氾濫してしまいます。年老いた広葉樹の原生林は大切な役目をもっているのです。原生林と人工林は共生して地球を育んでいます。
海もそうです。川から海に森のたくさんの栄養分が流れつくから、魚貝類が元気になるのです。
すべてはサイクルの中で生きています。
一輪一輪に刻まれる年輪の、その年輪の分だけ生きる家を作る。そうすれば、森もまた再生してくれるのです。
そんな事も考えた家づくりをみんなでやっていけたら、きっと、家もふるさとも変わっていくことでしょう。
世界の森の乱伐をやめ(注)、化学物質で大量生産された家づくりをやめていけば、人の体も、地球も、もっともっと健康になれるのです。国産材を多く使用した家を作るということは、日本の森林を、私たちの暮らしを元気にするということ。そして、里山の木で作った家とは、この町の四季を知っている、「呼吸する家」そのものなのです。
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